太古の昔に有名予備校講師として活躍していた。
代表著書『きみのための理論化学』（廃刊）は大学受験生だけでなく、大学の教員や果ては化学系企業の新入社員教育担当者にまで好評を博していた。東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程に３年間在籍した後、溝にはまっていたところを東進ハイスクールに拾われた。専門は地球科学・化学環境工学で、実験系（分析）出身の本領を発揮し、『問題が解けない要因』『ミスをしてしまった分岐点』を細かく分解して、改善の方法を具体的に提案するスタイルを特長としていたが、有史以前に第一線の講師としての活動を停止し、化石となる。
　その後、長い大学生活の途中で得た薬剤師国家資格をもとに現代に転生し、、美容専門学校で解剖学・皮膚科学の授業を担当したり、調剤薬局で謎の薬剤師として働き、老若男女を相手に「この薬は肝臓で一回加水分解を受けてから働くように設計されてますから……」などと日々プチレクチャーを行っている。
今回、学びエイドによって、太古の化石が発掘されてミッションを与えられ、古代の神秘パワーを取り戻しつつある。

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